セルフライゲーションブラケット(ローフリクション)
従来の表側矯正装置よりも、ワイヤーとブラケットの摩擦力をより軽減させた設計の装置。痛みが軽減したり、効率的に治療できるといわれています。
メリット
ワイヤーとブラケットの摩擦が少なく、痛みが少ない
より効率的に歯が動くので、従来の装置より通院頻度が少ない
デメリット
従来の表側装置と比べて、費用はやや高額、従来の表側装置よりも装置のサイズが大きい
歯の裏側に装着するブラケットです。表からは見えないので、周囲の人から気付かれずに治療できます。特殊な装置なので歯科医師の経験が必要です。
メリット
周囲の人から気付かれにくい
歯の裏側は虫歯になりにくい特性があり、表側矯正より虫歯になりにくい
舌癖(自然に舌で歯を押す癖)が改善しやすい
デメリット
慣れるまで違和感を感じたり、発音がしにくい場合がある
表側矯正とくらべて料金が高い
他にも2種類の矯正方法を来月号でお伝えしていきます。
次号に続く
こんにちは歯科衛生士の木村です。今回は“フッ素”について、メリットやむし歯予防効果についてお伝えします。
歯は食事のたびにカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出し(脱灰)、唾液によって溶け出した成分を戻します(再石灰化)。
このバランスが崩れた時に初期虫歯が始まります。
フッ素は再石灰化を促進するため、初期むし歯を治す手助けをしてくれます。
フッ素塗布は歯の溶け出した成分を戻す再石灰化の時に、表面のエナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトという硬い構造になり、歯を強化します。歯が強くなることによって、ミネラルが溶け出す脱灰もしにくくなり初期むし歯の発生を防ぎます。
虫歯はむし歯菌の出した酸によって歯を溶かしていきます。フッ素塗布を行うとむし歯菌の活動が抑えられることによって、酸の量を減らし、歯が溶かされないようにしてむし歯予防を行います。
ずばり、この2つは濃度が違います!
製品にもよりますが、市販の歯磨き粉に配合されているフッ素濃度は約1000pmのものが多いのですが、歯科医院で塗布できるフッ素ナトリウムのジェルは9000ppmと、とっても高濃度なのです。
毎日のフッ素ケアと、リスクに応じて定期的な歯科医院でのフッ素塗布を組み合わせることで効果的にむし歯を予防することができるんです。
次回はフッ素の効果的な使い方についてお届けする予定です!来月号をお楽しみに!
編集の竹腰です。皆さん今年は空梅雨なんて言われておりますがいかがお過ごしでしょうか?趣味でやっている養蜂もこの時期は一度落ち着きを取り戻します。
理由は簡単で蜂達は雨の時は活動が鈍るからです。冷静に考えてみれば身体と同じ大きさの水滴が飛来する中飛行するなど自殺行為に等しいですよね。
さて本格的な暑さがやってくるこの時季ですが、夏バテでお口の中が大変になることをご存知でしょうか?
夏バテによる免疫力の低下や水の取り過ぎなどで口臭がきつくなったり歯周病が進行したりなど実は夏場に口内環境が悪くなるということがあるそうです。
夏バテ対策も大事ですがそれと同時にお口の中も改めて気を配らせてもらうのがいいかもしれませんね。
編集 竹腰